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「罪と罰 ナニワ人生学」(青木雄二)厳しい資本主義社会を生きる金言【負組必読】書評・感想・要約

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GWとなり実家に帰省。学生時代に読んだ本を読み返してみました。当時
ナニワ金融道」にドはまりして、青木雄二のエッセイも残らず買っていた当方w
一番好きだった「罪と罰 ナニワ人生学」を読み直してみたのですが、青木節の金言が社会人になると刺さること刺さること
ビジネスにつながる資本主義のエグめなエッセンスが多いにあったので、ほんの一部をご紹介します。

罪と罰 ナニワ人生学(ハルキ文庫:青木雄二

【内容情報】(AMAZONより)

「ギャンブルの必勝法は結局わからなかったが、人生の必勝法はよう心得ている。人生の修羅場でゼニを稼ぐにはどうしたらええかを知っている。この本にはそれを書いた。いってみれば、ワシのゼニ学の神髄や」-漫画家として成功を収めるまでに、人生と社会の裏側を冷静に観察してきた著者が贈る、人生必勝術!巻頭に「ナニワ金融道」の原点とも呼ぶべき「現象形態と本質」を収録。

 

■パチンコで絶対に勝つ方法とは??

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いちばんいい方法は、そういう攻略情報を、会員にだけコッソリ教えて、会費を取るのである。実際攻略できれば、すぐにクチコミで広がる。

JRAはあくどい!!

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馬券を買うことを、JRAは”投票”と称している。”投票”がすなわち”ゼニ集め”の意味やということで、JRAが洒落ているなら話はわからんでもないが、そうではないやろ。それにJRAはテラ銭を25%もとっているんやで。

■負け組なら安全パイを選ぶんや

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良く分析してほしいのは、あんたの腕が、いったいいくらの授業料投資で育成できたかということや。
どんな分野であれ、才能を発揮する人間というのは、ビッグになる以前から、その片鱗を見せているものである。

■負け組は自己評価がきっかけ

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学校を卒業した時点で、人生のほとんどの勝負が決まったと思っている奴は、いまだに多い。その時点で、諦めてしまう奴が多い。これはもう、最初から人生の勝負を捨ててるみたいなもんや。こうゆう奴は、はなから”負け組”である。
最初の分岐点は自己評価であるといってよい。自分で”ダメな人間”と規定してしまった奴が、まぐれで浮かび上がれるほど資本主義の世の中は甘くない。

■成功できない人間とは…

女だけは確保しておこうと、アシスタント仲間の女の子とくっついた。漫画家としてデビューできんでも、それほど惨めにならんように、最初から逃げ道を作っとったわけや。失敗したときのことを考えて、勝負を捨てていたといってもええ。

■マルチに引っかかるトロい奴は論外

マルチ商法に引っかかる人間は、結局のところ、自分で考えて判断する力量がないということや。
才覚のある人間やったら、金鉱の話を聞いても金を掘ろうなんて考えへん。金鉱に人が集まってるんやったら、そいつら相手に酒場か女郎屋でも始めたろ!こうゆう発想のできる人間でないと、商売は成功せん。
はっきり言っておこう。人のうしろにくっついていくような奴はあかん。


 
などなど、金言が多すぎて紹介しきれませぬ!
この本で、大金持ちになった青木雄二はもう働かずに悠悠自適に生きるといっているのですが、この5年後に病死しています。ゼニやゼニや~!と声を大にして言っていたのですが、多くのゼニを残したまま早くに亡くなるという、資本主義となんなのか?と深く考えさせられます。
 
1時間あればサクッと読めるので、自分は"負け犬"だ、と思い込んでいるあなた!!激しくオススメいたします!!!!